帯状ほう疹ワクチン接種費用への助成制度の実施を求めました

活動報告

藤沢市議会6月定例会の一般質問に6月24日登壇し、藤沢市に帯状疱疹ワクチン接種費用の助成制度の実施を求めました。

帯状ほう疹は、水ぼうそうに罹患した人の神経に潜伏感染している水痘帯状疱疹ウイルスが、加齢や疲労などを要因とした免疫力の低下により、再活性化することで発症する病気です。50歳代以降で罹患率が高くなり、ピークは70歳代といわれています。症状としては、体の片側に水泡を伴う赤い斑点が帯状に広がり、痛みが3週間から4週間続くもので、抗ウイルス薬または痛み止めによる治療が行われます。代表的な合併症に長期間痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」があり、患者の20%程度が発症すると言われ、高齢であるほど罹患率が高いとされています。

帯状ほう疹を防ぐにはワクチンの接種が有効です。接種にかかる費用は接種するワクチンの種類や回数によって変わりますが、約1万円から約4万5千円と高額で、多くの自治体では接種費用の負担を軽減するための助成制度を実施しています。私も今年4月に帯状疱疹予防接種費助成事業を実施している愛知県刈谷市を視察し、多くの市民の方から歓迎されている取り組みのようすを学んできました。神奈川県内では16自治体が実施しており、藤沢市の近隣自治体では綾瀬市や寒川町が帯状ほう疹ワクチン接種費用への助成を実施しています。

現在、国は帯状ほう疹ワクチンを定期接種化(※1)する検討を進めており、藤沢市もそれにともない「速やかに事業を開始できるよう準備を進めていく」としています。市民のみなさんの命と健康が守られるよう、引き続き帯状ほう疹ワクチン接種費用への助成制度の実現を求めていきます。

※1 予防接種には法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。接種費用は、定期接種は公費ですが(一部自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。

お問い合わせ

ご意見・ご相談、お待ちしております。

電話

0466(86)1290

住所

藤沢市遠藤866-13スーパースター201

グーグルマップ